【ことば・おはなし】小澤俊夫先生による「昔話」講座レポート

911日、通年の「ことば・おはなし」学習会の一環として、小澤昔ばなし研究所の小澤俊夫先生をお招きし、

「昔話について」をテーマに講義をしていただきました。

子どもにとって、昔話ってなぁに?

「昔話は“読む物”というイメージが強いかもしれませんが、耳から聞いて楽しむものこのイメージを覆したい!」

と小澤先生。

 

たしかに、子どもたちはアニメや絵本を通じて昔話を知ることが多く、

大人もいざ昔話を知ろうと思ったら、本を読んで覚えるイメージですよね。

 

でも、本来昔話というのは、世代を超え大人から子へ囲炉裏端で語り耳から聞かせてきた“民衆のファンタジー”

 

耳から耳へ、口から口へ、伝わる中で、どんどん「聞いてわかりやすい」もっと言うと「聞くからこそ一番楽しめる」おはなしの形として洗練されてきました。

特に、プロの語り手でなく、孫を愛するおじいちゃんおばあちゃんの感覚で、生の声で届けてきた文学ならではの

「独特の文法」「子どもの成長にとって大切なメッセージ」が満載なのが昔話なのです。

 

保育に携わる者としては、ぜひそのことを理解し、聞くことで伝わる昔話を子どもに語ってやりたいもの。

 

ではそんな昔話の「文法」と「メッセージ」とはなんでしょうか。

昔話はいったいどんな風に、子どもの成長に寄り添うことができるのでしょうか?

昔話の文法・メッセージとは

ここではそのことを詳しくは報告できませんが、興味をもたれた方におすすめのサイトなどご紹介します。

(◆タイトルをクリックすると詳細のリンクページに行くことができます。)


小澤昔ばなし研究所のホームページ

 文法やメッセージについての基礎知識を一部ここでもお読みいただけます。


FM FUKUOKA 『小澤俊夫 昔話へのご招待』

 すでに300回を超えるご長寿番組。昔話の中から現代の子育てや生き方のヒントもなるメッセージをお伝えし続けているシリーズ番組です。リンクより、mp3データで過去番組も視聴可能です!


おすすめ書籍

 小澤昔ばなし研究所ホームページの出版物コーナーより各種著作をご注文いただけます。

 これから昔話を詳しく知りたい方におすすめタイトルは…

◎こんにちは、昔話です

人から人へ口伝えされてきた昔話の魅力や秘密をわかりやすく解説する、昔話の入門書。一冊目におすすめ♪

◎昔話からのメッセージ ろばの子

昔話のもつ、「子どもや若者がどう成長していくのか」というだいじなメッセージを読み解きます。

◎鬼とあんころもち

児童向けが多い昔話の中で、耳で聞いてわかりやすく、覚えやすい、幼児と楽しみたい決定版昔話集。全40話。


参加者からの感想

長い昔話を覚えて披露するのは、忙しい大人の側からするとちょっと難しくて大変だったりしませんか?

でも、小澤先生の講義を聞いていると、「そんな風に思わなくて大丈夫なんだ」と肩の力が抜けるようで、

子どもの感受性と昔話の力を信じて、どんどんおはなしをしてみたくなりました。

参加された皆さまからの声を一部ご紹介します♪

●昔話の中から読み取れる子どもの成長過程を知り、改めて親としてのかまえ方、子のとらえ方が参考になりました。

 ありがとうございました。

 

●昔話についての本質、全く知らない事ばかりでした。先生の温かい声での講演、とても貴重な時間でした。

 少しでも生の声で子ども達に語っていきたいと思います。

 

●昔話の文法など初めてきくことばかりで衝撃も受けたし、とても面白かったです。

 

●昔話をどうも道徳的にとらえてしまいがちだったのですが、少し反省…楽しく語ってあげようと思い直しています!

 

●白雪姫やシンデレラはディズニーのストーリーしか知らず、今日元の話を初めて知りました。

 こんなに深いメッセージが込められているのだなんて…と驚きました。

 小澤先生のお話に引き込まれ、あっという間の2時間弱でした。